施術風景
施術の前に、問診票に現在の様子を記入していただきます。
問診票では、今出ている症状以外にこれまでの病歴や、睡眠、食欲の有無、便通の様子、口や喉の渇き、汗の様子など最近のからだの状態を記入していただくことで、施術の参考にさせていただきます。
記入していただいた問診票をもとに、直接お話をうかがったり、脈や舌の様子をみたりして施術の方針を決めていきます。
診察で決めた施術方針に従って、ツボや、使う鍼の太さを選んで施術していきます。症状によって、刺激を強くしたり弱くしたり、打った鍼をしばらくとどめておいたり早めに抜いたり、低周波の電気をつないだりと最適の施術方法を選択します。
灸頭鍼は、お灸の中の温灸という施術方法で、お灸の周りがほんのり暖かくなるので眠ってしまう人もいます。
日本人は冷え体質の人が多いので、腰痛や神経痛の他、食欲不振、女性の生理不順、不妊などにも効果がみられています。
流れにくくなっている血液は老廃物を含んでいるので、それを流すことで痛みや、疲れ、からだの不調が改善され、これをやった後は、「スッキリした」という声も聞かれます。
吸い玉は、丸い跡が残りますが、血流の悪いところほど色が濃く残ります。特に悪い部分は、ブドウのような濃い紫色になり、完全に消えるまで10日〜2週間くらいかかります。
鍼灸治療は、腰痛や肩の痛みなどのためと思われがちですが、人の体には360以上のツボがあり、このように色々な施術方法があります。たくさんのツボに、色々な施術方法で刺激を加えることで、多くの症状に対応することができます。
鍼が苦手という人もいらっしゃいますが、リラックスして施術を受けられれば施術中眠ってしまう人もいます。杏の樹鍼灸治療院では、鍼が苦手な人、初めての人も緊張せずリラックスして施術を受けていただけるように心がけています。